写真:代表取締役社長 永竹 正幸
代表取締役社長 永竹 正幸

代表者の社員に対する想い

失敗をおそれず新しい仕事にチャレンジし、成功に繋げて欲しい

時代背景や市場環境の変化により、結果も変化していく

過去の成功体験に縛られ過ぎて「前例踏襲」になったり、逆に過去の失敗により、新しいことに挑戦しづらくなることもあるかもしれない。だが、時代背景や市場環境は常に変化しているので、過去の成功や失敗と同じことが、今もまた起こるとは限らない。過去に失敗したコトであっても、変化し続ける時代や環境の中で、創意工夫により成功できることがあることを理解して欲しい。必要なのは時代や環境を敏感に感じ取る力と、継続的且つ果敢なチャレンジであると考えている。

「失敗は成功のもと」にするためには振り返ること

失敗した時に振り返り(内省)をすることがとても重要で、この振り返り(内省)なしでは次へは進めない。大きな失敗をしないことは重要ではあるが、たとえ失敗をしてもめげずに前を向くことがもっと大切だ。
極端に言えば、その失敗を楽しめるぐらいがちょうどいい。

具体的に考え実行に移せるか

会議のためだけのきれいな資料は必要ない。まずは、いろいろなことをよくよく考え、具体的に語れることが重要だ。
そして、それをきちんと実行に移してやり切れるかがもっと重要なことだということを分かって欲しい。

最終的な消費者すなわち現場を観るということ

社員には、最終的な消費者(例えばウルトラマンのファン)をイメージして行動して欲しいと切に願っている。消費者が、何を見て、何を感じ、何を想い、何を手にとっているかを知って欲しい。そのために必要なことは“現場を観る”ということだ。現場に足を運び、現場を見聞きしたり、写真を撮ったり、報告をする。このようなことは、とても素晴らしいことだと思う。

突破する人とそれを助ける人のバランス

将来実現したい夢を持ったり、本来のあるべき姿を描いたりして、それを実現することに“ワクワク感”を持ってくれれば良いと思う。夢や私たちが目指すあるべき姿に向かって突破力を持って進んでいく人、一方で細かなことに気づきチェックできる人、ともに必要な人材だと考える。チームの中にバランス良くいることが理想だ。

社員全員との1on1をすることの背景

社内には様々な会議がある。しかし、これら会議の中では、社員みんな、一人ひとりが発言するのが難しい現実もある。発言してもらっても、そこで深い議論や対話にはなりにくい。そこで全社員と1on1を実施している。このような機会を設けることで、深い議論や対話が実現できると思う。

グローバル化の鍵は共通項のレバレッジとローカライズ

USも、中国も、日本も全く違うもの。その一方で、“共通項”もあるし、時間はかかるが新たに共通項をつくることもできる。そしてこの共通項にレバレッジをかけることが大切だ。加えて、共通項が何かを踏まえ、それ以外の部分をどのようにローカライズするかもキーになっていく。グローバル展開が急速に進む現在の円谷プロは、これらを真剣に考えるタイミングだと思う。

株式会社円谷プロダクション
代表取締役社長